ウクライナ、国防相を更迭 軍事的成果見られる中、理由は?

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(CNN) ウクライナでフェドロフ国防相(35)が解任された。最近の軍事的成功にもかかわらず、大規模な内閣改造が行われる中での解任は、国民の抗議や軍内部の不和を引き起こしている。

フェドロフ氏は、テクノロジーの活用と兵員募集でみせた革新的な手法が評価される一方、同国の国防組織内の関係者らと衝突していた。

多種多様なドローン(無人機)を開発するウクライナの新興企業を支援。これらのドローンはロシア軍の前進を鈍らせ、ロシア領内の数百キロ奥地にあるエネルギーインフラに広範な損害を与えた。

ロシア政府が2014年に違法に併合したクリミアを孤立させるのに役立った中距離ドローンの開発も担っていた。

フェドロフ氏の国防相在任期間はわずか6カ月だったが、給与や前線のローテーション配備を改善したことで兵士の間で人気があった。後任は、2022年にロシアが全面侵攻を開始して以降5人目となる。

首都キーウでは16日未明、ロシアのミサイルの攻撃を受け、大きな爆発音が鳴り響いた。英国のスターマー首相が到着するわずか数時間前のことだった。フェドロフ氏は、その攻撃のさなかに解任された。

フェドロフ氏は、国防相を「務められたことは大きな名誉だった」としている。ウクライナ大統領府は、スビリデンコ首相も失職した今回の内閣改造について、理由を明らかにしていない。

なぜ更迭されたのか

ゼレンスキー大統領は15日、フェドロフ氏と長時間にわたって会談した。直前には「軍と国防省との対話」を優先課題として挙げていた。

「われわれには団結が必要だ。それがわれわれの大きな強みだ」とゼレンスキー氏は述べた。「国防省と軍は同じ考えを持つ必要がある」とも語り、フェドロフ氏と軍の一部との間に意見の相違があったことを示唆した。

アナリストらによると、フェドロフ氏は優先課題を巡り、ウクライナ軍トップのシルスキー司令官と衝突していたという。

フェドロフ氏は「テレグラム」で、在任中に「4カ月で、前年1年間を上回る数のドローンを調達した」と述べ、最新型のドローン攻撃部隊を支援するプログラムも立ち上げたと説明した。

また、「不人気だが極めて重要な改革」を軍に導入したとも述べた。それは「全要員を対象に、従軍期間を定めた契約制度を導入すること、そして歩兵や攻撃部隊に世界最高水準の給与を導入すること」だった。

軍と調達制度を改革するためにまだ多くの課題が残っているとし、「変革を妨げていた者を排除する上で、われわれはさらに断固とした姿勢を取る必要があった」と語った。

ウクライナ空軍副司令官で著名なドローン部隊指揮官でもあるパブロ・エリザロフ氏は、この決定に抗議して辞表を提出。フェドロフ氏の解任は「国の防衛能力にとって大きな害悪だ」と批判した。

16日には若者を中心に数百人がキーウに集まり、フェドロフ氏の退任に抗議した。そのうちの1人は、フェドロフ氏について「人の代わりにドローンが戦闘の大部分を担えるようにした技術を導入した人物だ」と評した。

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