(CNN) イスラエルのネタニヤフ首相は9日、パレスチナ自治区ガザ地区をめぐり、米国が支持する最新の和平案を拒否すると述べ、イスラエル軍が撤退する前にイスラム組織ハマスが完全に武装解除することを要求した。
この発言の1週間あまり前に、トランプ米大統領は交渉に進展があったと明らかにしていた。同氏が議長を務める暫定統治機関「平和評議会」は、ガザで和平を永続させることを目的とした新たな15項目の工程表を発表していた。
ネタニヤフ氏はこの計画について初めて直接的に言及した発言で、「ここは正確に言っておきたい。イスラエルは15項目の文書を拒否する」と述べた。
イスラエル軍については「ハマスが本当に武装解除するまで一切撤退せず、イスラエル軍と国民に対する脅威を引き続き阻止する」としている。米国とはこの件について協議中だという。
「私が首相である限り、パレスチナ国家は樹立されない。ガザでもヨルダン川西岸でもだ」とネタニヤフ氏は主張した。

2023年10月7日のハマスの奇襲以降、イスラエルとの激しい軍事衝突により大部分が廃虚と化したパレスチナ自治区ガザ地区/Eyad Baba/AFP/Getty Images
先月31日にトランプ氏の発表があって以降、ガザへのイスラエル軍の攻撃は一時的に急増したが、ここ数日は少なくなっている。
10月末に選挙を控えるネタニヤフ氏の右派連立政権は、世論調査で劣勢となっている。ネタニヤフ氏は、米国からの圧力と、ハマスに譲歩しないよう求める強硬派の閣僚の要求とのバランスを取る必要がある。

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