9月頃から旬を迎えるイチョウの実「ぎんなん(銀杏)」。独特の風味やモチモチとした食感が魅力で「塩を振って食べ始めたら、おいしくて止まらない」という人も多いのではないでしょうか。
しかし、ぎんなんを食べ過ぎると中毒症状を起こす恐れがあるため、摂取量には注意が必要です。
ぎんなん中毒で、嘔吐やけいれんの恐れも
愛知県や茨城県をはじめ、全国で出荷されているぎんなん。紙袋に入れて電子レンジで加熱し、シンプルに味わったり、茶碗蒸しの具材にしたりと、秋の訪れを感じさせる人気の食材です。
しかし、東京都保健医療局によると、ぎんなんにはビタミンB6と構造の似た有毒成分「4’-メトキシピリドキシン」(4ʼ-O-メチルピリドキシンとも)が含まれています。
これが脳内の神経伝達物質の生成に重要な役割を担うビタミンB6の働きを阻害し、数時間のうちにビタミンB6欠乏症となり、中毒症状が現れることがあると考えられています。
過去には、ぎんなんを約7時間で約50個食べた1歳の男児が、およそ3時間後に全身性けいれんを起こした例や、50~60個を食べた2歳の女児が、およそ7時間後に嘔吐と下痢、9時間後に全身性けいれんを起こした例が報告されています。
子どもだけでなく、大人も食べ過ぎには注意が必要です。41歳の女性が60個を食べ、4時間後から嘔吐・下痢・両腕の震えを起こした前例もあります。
特に子どもは、ぎんなんの食べ過ぎによる中毒に注意が必要です。また大人も一度に何十個も食べないように気を付けましょう。

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