身近な場所に自生している雑草の中には、日本の生態系や人の生活などに悪影響を及ぼす恐れがあることから、環境省や各自治体が駆除の協力を呼びかけている植物も潜んでいます。
北米原産の外来生物「オオブタクサ」もその一つです。
環境省によれば、オオブタクサは北海道から沖縄まで全国に分布しており、河川敷、道ばた、牧草地、畑地、樹園地などに生えています。
生育が非常に早く、高さ3m、茎の太さ2~4cm、葉の直径20~30cmになることもあり、葉の形状が「クワ」の葉に似ていることから、別名の「クワモドキ」とも呼ばれています。
花期は7~10月で、茎の先に雄の花穂(おしべの集まり)をつけ、その下に雌花序(めしべの集まり)をつけます。
駆除するべき理由とは?
オオブタクサは、繁茂すると在来種の生育をおびやかす恐れがあることから、環境省の「我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト(生態系被害防止外来種リスト)」で“重点対策外来種”に指定されています。
加えて、8月頃から本格化する「ブタクサ花粉症」の原因として、健康被害をもたらす恐れもあります。
そのため、各自治体は公式サイトなどで「自宅に生えていたら除草してください」「種子をつける前に刈り取りを行ってください」などと協力を呼びかけています。
駆除方法は?「蔓延ぶりがひどい」「放置すると巨大化」
オオブタクサが大きく成長するこの時期、SNSでは「河原を歩いたら、オオブタクサの蔓延ぶりがひどい」「オオブタクサは放置すればするほど巨大化するから、大変だけど早めに刈り取らないと」といった投稿も目立っています。
では、自宅の敷地内などで見つけた場合、どのように駆除すればいいのでしょうか。
オオブタクサは1年草ですが、成長がとても早いため、根ごと駆除することが効果的です(山梨県公式サイトより)。
ただ、小さいうちは手で抜き取れますが、大きくなると鎌などが必要になるほか、刈った草を処分するのも大変です。できるだけ小さいうちに除草したほうが、負担が少なくおすすめです(東京都あきる野市公式サイトより)。
刈り取った草を処分する際には、種がこぼれないよう袋に入れてから、各自治体のゴミの分別方法に従って処分するようにしましょう。

3 週間前
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