その赤い花、絶対注意して。「庭で咲いた」「スーパーに売られてた」この夏、気をつけるべき毒植物3選

1 ヶ月前 13

身近な場所に自生していたり、園芸ショップで売られている植物の中には、毒性成分や、皮膚への刺激となる物質を持つため、注意が必要な植物も潜んでいます。この時期、気をつけたい植物を3つ紹介します。

【画像】この時期、注意が必要な有毒植物の数々

♢グロリオサ

7月頃から見頃を迎える「グロリオサ」は、アジアやアフリカの熱帯に分布するユリ科の植物で、初夏から秋にかけて赤やオレンジ、黄色の花を咲かせます(厚生労働省の公式サイトより)。

園芸植物として人気があり、見頃を迎えるとSNSで「スーパーで売られていたので、買った」「うちの庭のグロリオサが開きました」などと報告する人が数多く見られます。

しかし、全草に有毒アルカロイドのコルヒチンが含まれているため、注意が必要です。特にコルヒチンが多く含まれている地下部が「ヤマノイモ」に似ているため、過去にたびたび誤食事故が起きています。

摂取してから数時間後に、口腔・咽頭灼熱感、発熱、嘔吐、下痢、背部疼痛などの症状が現れ、最悪の場合、臓器の機能不全などにより死亡することもあります。

食用と確実に判断できない植物は、採ったり食べたりしないようにしましょう。

♢ハゼノキ

夏の山歩きやキャンプなどのレジャーで気をつけたいのが、植物に接触したことによる皮膚炎です。触れるとかぶれることがある植物として、「ツタウルシ」や「ヤマウルシ」が有名ですが、林などの身近な場所に自生しているハゼノキにも注意が必要です。

ハゼノキは、高さ3〜12mになる落葉高木で、7月頃には小さな実がつき始め、秋になると実が熟すと共に美しい紅葉も見られます(広島大学の公式サイトより)。

しかし、ウルシオールと呼ばれるフェノール系の物質を含んでいるため、うっかり素手で樹液や葉などに触れると、アレルギー性接触皮膚炎を引き起こすことがあります。

SNSでは「庭の近くにハゼノキが繁茂していて、近づきたくない」「ハゼノキ並木を歩いたら、顔がかぶれてひどい状態に」といった書き込みも散見されます。

もし皮膚に異常が見られた場合は、医師による診療を受けるなど、早めの対処を心がけましょう。

♢エゾイラクサ

イラクサ科の「エゾイラクサ」は、北海道全域や本州の北部に多く自生する、高さ50cm〜2mほどの植物。7月頃から緑白色の花を咲かせ、若い芽や茎は食用として親しまれています(北海道開発局公式サイトより)。

SNSでも、「エゾイラクサが食べ頃」「エゾイラクサが大量に生えてたから、おひたし作った」などの報告が散見されます。

一方、葉や茎のトゲにはヒスタミンなどの刺激物質が含まれており、触れると強い痛みやかゆみを生じることがあります。

見つけても、決して素手では触らないように注意しましょう。

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