その紫の花、雑草だけど絶対に素手や軍手で抜かないで。「建物の裏に」「小学校横に」厄介な植物3選

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身近な場所に自生している雑草の中には、日本の生態系や人の生活などに悪影響を及ぼす恐れがあることから、環境省や各自治体が「駆除・処分にご協力をお願いします」などと呼びかけている植物も潜んでいます。

この記事では、駆除する際に注意が必要な外来植物を3つ紹介します。

♢アメリカオニアザミ

外来生物「アメリカオニアザミ」の目撃情報が各地で相次いでおり、SNSでは「近所の小学校横の空き地にアメリカオニアザミが咲きまくってる」「道路脇のは除去したけど、建物の裏側にわんさか生えてる。どーするよ、これ」などの投稿が見られます。

この植物は、7〜10月頃には淡紅紫色の美しい花を咲かせますが、繁殖力が非常に強く、もともと生育していた植物のすみかを奪うことから、環境省・農林水産省が作成した「生態系被害防止外来種リスト」に掲載されています(埼玉県所沢市公式サイトより)。

各自治体が駆除の協力を求めていますが、葉や茎に鋭いトゲがあるため、注意が必要です。駆除する際は、革製などの丈夫な手袋を着用し、スコップで根ごと掘り返しましょう。さらに、金づちなどの硬いものでトゲを叩き潰した後、複数枚の紙などで包んだ上でごみ袋に入れ、「可燃ごみ」として捨ててください。

♢オオハンゴンソウ

7月頃から、各地で「オオハンゴンソウ」の目撃情報が相次いでおり、SNSでは「近所にたくさん咲いてる」「空き地にいっぱい広がってた」などの声も見られます。

この植物は、高さが1〜3mほどに成長し、花のサイズは直径が6〜10cmほど。道ばたや荒地、畑地、河川敷のほか、湿原や渓畔林などに群生を作り、定着します(環境省の資料より)。しかし、日本の生態系に影響を及ぼす恐れがあるため、外来生物法により「特定外来生物」に指定されています。

各地で駆除活動が行われていますが、「特定外来生物」は栽培・運搬・譲渡・販売などが原則的に禁止されているため、駆除する際も生きたまま“運搬”してはいけません。

駆除する際には、根を残さないように引き抜いた後、移動させずにその場で枯死(こし)させてから、自治体のルールに従って処分しましょう。

♢アレチウリ

林縁・荒地・河岸・河川敷・路傍・畑地・樹園地・造林地などにツルを伸ばして繁茂し、8~10月頃に直径1cmほどの黄白色の花を咲かせる「アレチウリ」も「特定外来生物」に指定されています。在来植物の生育場所を奪うだけでなく、樹木などにからみついて生育を阻害するため、農作物や造林木に被害が生じる懸念があります(愛知県公式サイトより)。

最近、SNSでは「近所の水辺一面にアレチウリ! こりゃあ、駆除が大変だ」「伸びまくったアレチウリの影響で、通学路の歩道が塞がれてる!」などと悲鳴のような声も散見されます。

手作業で駆除する際は、ツルを根元までたどって根ごと引き抜いた後、オオハンゴンソウと同じくその場で枯死させなければいけません(国土交通省・北陸地方整備局の資料より)。

また、葉や茎に粗い毛、果実のトゲが生えているため、肌に刺さると痛みを伴う恐れがあります。駆除する際には、厚手の保護手袋などを用意しましょう。

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