6月〜8月頃に、白や淡桃色の小さな花をつける「ドクゼリ」。可憐な見た目ですが、実は「トリカブト」「ドクウツギ」と並ぶ“日本三大毒草”の一つです。
厚生労働省の公式サイトによると、ドクゼリは日本全国に広く自生する多年草。湿地や小川のほか、庭先や公園など身近な場所にも群生していることがあります。
SNSでも「庭でものすごい繁殖してた」「近所にたくさん生えていた」という報告が珍しくありませんが、その名の通り強い毒性を持っているため、決して油断できない植物です。
セリやワサビとの誤食に要注意
ドクゼリを食べたことによる食中毒の症状には、嘔吐、下痢、腹痛、めまい、動悸、耳鳴り、意識障害、痙攣、呼吸困難などがあります。
特に春の山菜採りの時期は草丈が短いため、葉は「セリ」、根茎(こんけい)は「ワサビ」と間違えやすい植物です。
過去には、宮城県の企業の職員食堂で、昼食時にワサビと間違えて採取したドクゼリをすりおろし、ご飯にふりかけて食べたところ、36人が痙攣などの食中毒症状を起こした事例も起きています。
さらに厄介なのは、ドクゼリの生育地に食用となるセリが混在して自生している点です。ただし、両者は香りが異なります。誤食を防ぐためにも、摘み取る際には葉を揉んで香りを確認するようにしましょう。

1 週間前
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