身近な場所に自生している雑草の中には、強い毒性を持つため注意が必要なものも潜んでいます。夏頃に見頃を迎える「キツネノカミソリ」もその一つです。
キツネノカミソリとは?
農林水産省や東邦大学の公式サイトによると、キツネノカミソリは主に北海道、本州、四国、九州に自生するヒガンバナ科の植物。野山や日当たりの良い林床などで見かけることがあります。
春に鱗茎から30〜40cmほどの帯状の葉をつけ、これが初夏に枯れた後、30〜50cmほどの花茎を伸ばしてオレンジ色の花をつけます。群生地の一面がオレンジ色に染まる光景は感動的で、これを見るために野山を訪れる人も少なくないようです。
身近な場所に咲いているケースも少なくないため、SNSでは「家の周りにキツネノカミソリが自生していました」「公園にたくさんのキツネノカミソリが咲いていて美しい」といった投稿も散見されます。
誤食に注意。農水省が呼びかけ
そんな人気の高いキツネノカミソリですが、誤食すると嘔吐やけいれんなどの症状を引き起こすことがあるアルカロイド系の毒を含みます。
葉の見た目が食用の「ニラ」などに似ているため、農水省は間違えて口に入れないよう注意を呼びかけています。
ニラとの違いの一つとして、「香り」が挙げられます。キツネノカミソリにはニラ特有の匂いがありません。
また、誤って採取・混入しないよう、農地や菜園の近くに自生している際には、食用の植物とは明確に区別しておくことも大切です。

1 週間前
2





English (US) ·
Japanese (JP) ·