この時期、外で見かけることも多い“ハチ”。日本に生息しているハチの中には、生態系や農林業などに悪影響を及ぼす恐れがあることから、国が「特定外来生物」に指定し、駆除の協力を呼びかけている種類もいます。
北海道の広域に定着している昆虫「セイヨウオオマルハナバチ」も、その一つです。
北海道に定着。ほかの県でも発見されています
国立環境研究所や北海道の公式サイトによると、セイヨウオオマルハナバチはヨーロッパ原産の外来種で、体長は10~20mmほど。全身に毛が生えていて、黒と黄色の横縞模様と、白いお尻が特徴です。
SNSでも「庭で発見。モフモフでかわいい」「公園にいた。白いお尻がキュートだけど、厄介な外来種なんだよな…」などと目撃情報が投稿されているこのハチですが、実はもともと、トマトやナスなどのハウス栽培で受粉を助けてくれる存在として、日本に導入されました。
しかし、一部がハウスから逃げ出し、野生化。自然界への悪影響が懸念されることから、2006年に特定外来生物に指定され、飼育・保管・運搬などに規制がかかりました。
現在は北海道の広い地域に定着しており、ほかのいくつかの県でも野外での発見・営巣の記録があるといいます。
なお、セイヨウオオマルハナバチは、人に向かってきて刺すようなことは基本的にないとされています。
駆除に必要な道具は3つ
野外でセイヨウオオマルハナバチを見つけたら、どのように駆除したらいいのでしょうか。
北海道が制作した動画「セイヨウオオマルハナバチ ~白いお尻を捕まえろ~」によると、使う道具は主に「虫あみ」「捕虫瓶」「洗濯ばさみ」の3点。
捕獲したハチを入れるための捕虫瓶は、ペットボトルやフィルムケースでも代用でき、中に「液体洗剤」を少し入れておくとハチが弱りやすいそうです。捕獲の手順は以下のとおりです。
セイヨウオオマルハナバチの捕獲方法
①セイヨウオオマルハナバチを見つけたら、虫あみを地面までそっと下ろして捕獲します
②あみの先を洗濯ばさみで挟み、上に持ち上げます。ハチが上に移動したら、下から捕虫瓶の中に入れます
③ハチが弱って捕虫瓶の下に降りてから、フタを閉めます
④「特定外来生物」は基本的に飼育が禁止されているため、捕獲後は殺処分しましょう
北海道では、各地でセイヨウオオマルハナバチの駆除イベントを実施。さらに、目撃・捕獲情報を共有して駆除活動を行う「セイヨウオオマルハナバチバスターズ」のメンバーを募集しています。

2 週間前
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