この水着、絶対に履かないで。プールや海で「痛い!」出血のケースも。「裏地」に潜む危険とNG行動

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夏休み期間中、海や川、プールで気をつけたい「水着」にまつわる事故がある。

水着が脱げなくなったり、陰茎部から出血したりする事故で、男児の水着で多いが、成人に起きた事例もあるという。

いったいどんな水着なのか。そして、どのようなことに気をつけなければならないのか。

原因はインナー

問題となっているのは、水着のインナーに使われている「メッシュ生地」だ。

国民生活センターによると、このメッシュ生地に男児の陰茎部の皮膚が挟まり、抜けなくなってしまう事故が報告されている。

同センターは2006年からこの問題について情報提供を続けており、2010年には業界の自主基準として「水着のインナー素材にメッシュ形状素材を用いないこと」が盛り込まれた。

しかし、その後も事故は起きており、2014年には消費者庁、2016年には日本小児科学会もそれぞれ注意喚起している。

医療機関ネットワークに寄せられた事故情報によると、2010年12月から2021年5月までの間に、メッシュ生地に男児の陰茎部の皮膚が挟まる事故は5件あった。

例えば、ある5歳の男児は、水着を着てアスレチックで遊んだ後、水着がうまく脱げないことに気づいた。

よく見ると、陰茎部の皮膚がメッシュ生地に挟まっており、帰宅後に水疱のような状態に。医療機関を受診することになった。

また、3歳の男児のケースでは、母親が海水浴の後、男児の海水パンツを脱がせようとすると、「痛い、痛い」と訴えたという。

確認するとインナーのメッシュに陰茎部の皮膚が挟まり、出血していた。こちらも医療機関での受診に至っている。

なぜ皮膚が挟まってしまうのか

メカニズムとしては、男児の皮膚がメッシュ生地に密着すると、皮膚がメッシュの穴からはみ出し、そのまま圧迫を受け始める。

局所的に静脈が圧迫されることで、採血時に腕をバンドで縛った時のような状態になり、皮膚が徐々に腫れていく。

そして、メッシュが皮膚を強く締め付けることで、激しい痛みが生じるという。

この状態になると、自力でメッシュを外すことは難しくなる。

過去には、50円玉の穴よりも小さい2.5×1.8ミリほどの穴に挟まった事例も確認されている。

万が一、皮膚がメッシュに挟まってしまった場合、無理に引き剥がそうとしたり、患部付近のメッシュを刃物で切り離したりするのは「NG」だ。

正しい対処法は、患部の周りのメッシュ部分だけを安全な範囲で切り取り、挟まっている箇所はそのまま残した状態で、小児科や救急科、泌尿器科などの医療機関を受診することだという。

国民生活センターは「保護者はメッシュを使用した水着を子どもに着用させないようにしましょう」と呼びかけている。

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