【かっぱ寿司】7.6億円の赤字転落。「平日90円」「Uberも同価格」「コラボ連発」で奮闘も…届かなかったワケ

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回転寿司チェーン「かっぱ寿司」を運営するカッパ・クリエイトが8月10日、2027年3月期第1四半期(2026年4月〜6月)の決算を発表した。

かっぱ寿司は現在、全国に約300店舗を展開。売上高は約177億5100万円(前年同期比2.4%減)で、営業損失は約7億700万円、最終損失は約7億6500万円となった。前年同期は営業利益約3億2200万円、最終利益約3億3100万円の黒字だっただけに、大幅な悪化といえる。

赤字転落の主な要因として同社は、原材料価格の高騰による売上総利益率の低下(前年同期比2.2%減)を挙げている。物価上昇に伴う消費者の節約志向の高まりも逆風となった。

「平日90円」「デリバリーでも同価格」などで奮闘

4〜6月期の対策として同社は、平日に一部商品を税込90円で販売するキャンペーン「かっぱの挑戦 平日(得)メニュー」を実施したほか、お得なランチセットの販売を、約半年ぶりに再開。さらに、Uber Eatsなどのデリバリーでも店頭と同価格で販売するなど、さまざまな還元策を打ち出すことで顧客の負担を和らげてきた。

加えて、「大切りサーモン」などを対象としたフェア「大切り&お値段そのまま50%増量祭り」のほか、世界的パティシエ・駒居崇宏シェフ、韓国発のキャラクターブランド「ブランチブラザー」、クリエイティブ集団「ファニムビ」「仮面ライダーゼッツ」などとコラボしたキャンペーンを実施。値上げラッシュが続く外食業界で消費者をつなぎ止めるため、幅広い層へのアプローチに尽力している。

しかし、これらの努力をもってしても、急激なコスト高の波などに対応しきれなかった格好だ。

798億4000万円の連結業績予想は変更せず

厳しい四半期となった同社だが、インドネシアの回転寿司事業は売上高が堅調に伸長しており、さらなる事業拡大を図るとしている。

さらに、10年以上前から回転寿司を事業展開している韓国や、1号店の出店計画が進むベトナムのほかにも、成長が見込まれる新規出店国の調査を進めているという。

なお、通期(2027年3月期)の連結業績予想について、売上高798億4000万円(前期比9.1%増)、営業利益13億6600万円(同156.6%増)とする従来予想を変更していない。第1四半期での大打撃を跳ね返し、この予想を維持できるか注目される。

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