XRPL資産、過去最高の「6,740億円」個人口座減も機関利用が拡大

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この記事の要点

  • エバーノースQ2報告、XRPL資産が過去最高
  • 個人口座25%減の一方、RWAは6,330億円に

まずはXRPレジャー(XRPL)を詳しく

XRPL資産「6,740億円」で過去最高に

XRP(エックスアールピー)トレジャリー企業Evernorth(エバーノース)は2026年9月2日、XRPレジャー(XRPL)の流動性動向をまとめた2026年第2四半期のリポートを公開しました。

同リポートによると、分散型取引所(DEX)のオーダーブック取引では1日あたりの口座数が前年の1,864から1,111へ減少する一方、1口座あたりの出来高は1,072 XRPから3,217 XRPへと約3倍に膨らみました。

少数の口座がより多くの取引を担う傾向はオーダーブックの比重にも表れており、DEX取引全体に占める割合は前年の54%から81%へ上昇したとエバーノースは分析しています。

こうした取引口座の減少とは対照的に、XRPレジャー上に保有される資産価値は四半期平均で42.6億ドル(約6,740億円)まで拡大し、過去6四半期で最高を更新しました。

RLUSD・ETF拡大の一方で口座減少も

RLUSD残高850億円、前年比7倍に

XRPレジャー上の保有資産が過去最高となるなか、ステーブルコイン「RLUSD(リップルUSD)」の残高も大きく伸び、四半期平均で5億3,900万ドル(約850億円)に達したと同リポートは報告しています。

前年同期の7,300万ドル(約115億円)と比べて約7倍の水準となり、四半期平均の残高はRLUSDの導入以降、一度も減少することなく増加を続けています。

供給量は前年比642%増、移転された価値は925%増となったほか、RLUSD全体に占めるXRPレジャーのシェアも20%から34%へ上昇したといいます。

業界全体のステーブルコイン供給量が2023年第3四半期以来初めて縮小した時期にもRLUSDは成長を続けており、エバーノースはXRPレジャー上で決済やトークン化資産に利用できる流動性が増していると分析しています。

XRP現物ETFに約430億円が流入

米国のXRP現物ETFでは、第2四半期に合計2億7,300万ドル(約430億円)の純流入を記録しました。

同リポートが引用したSoSoValueの集計によると、月別の純流入額は4月が8,159万ドル(約130億円)、5月が1億3,194万ドル(約210億円)、6月が5,946万ドル(約95億円)となっています。

3か月すべてで資金流入が流出を上回り、第2四半期を通じて月間ベースの純流入が続いています。

XRPL、Q2に3つの重要アップデート

XRPレジャーでは第2四半期に、EVMサイドチェーンの基盤移行やアメンドメントの有効化、RLUSDのマルチチェーン対応など複数の技術アップデートが実施されました。

5月20日にはXRPL EVMサイドチェーンがバージョン9.0.0を公開し、イーサリアム互換のスマートコントラクト基盤を、保守が終了したEvmosから開発が続くCosmos EVMへ移行しています。

続く5月27日にはfixCleanup3_1_3アメンドメントが有効化され、2月に導入されたパーミッションドドメインやマルチパーパストークンの安定性が高まりました。

6月4日にはRLUSDもWormhole(ワームホール)の規格を通じて、ラップ資産を介さずにBaseやOptimismなど複数のチェーンへ対応を広げています。

口座数25%減、個人利用の低迷が鮮明

ETFへの資金流入や技術面での更新が進む一方、XRPレジャー上で取引を行う口座数は1日平均16,587、新規口座は2,783となり、いずれも前年同期比で約25%減少しました。

こうした取引活動の低下はXRPレジャーに限らず、同じ期間にはオンチェーン取引所の出来高が前年比46%減、主要7ネットワークの手数料も38%減となっています。

エバーノースは口座数を個人利用の動きを最も反映しやすい指標と位置づけており、第2四半期には仮想通貨(暗号資産)市場全体で個人の取引活動が後退したと分析しています。

XRPLの利用構造が個人から機関へ移行

個人による取引活動が縮小する一方で、XRPレジャー上ではトークン化された現実資産(RWA)の規模が拡大しており、7月時点で約40億ドル(約6,330億円)とXRP関連ETF市場のおよそ4倍に達したとする分析もエバーノースから公表されています。

第2四半期に進んだEVMサイドチェーンの基盤移行やパーミッションドドメインなどの整備も、XRPレジャーで機関投資家向けの取引やトークン化資産を扱うための環境を広げています。

エバーノースは、規制環境の明確化や機関投資家による採用が進むことで、XRPレジャーの流動性を支える市場構造も変化していく可能性があるとみています。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=158.85 円)

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Source:エバーノース2026 Q2レポート
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用

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