(CNN) 総合格闘技団体「UFC」の格闘家が、注目度の高いホワイトハウスでの試合を利用して、元ファーストレディーのミシェル・オバマ氏に対する虚偽の侮辱発言を行った。発言から24時間も経たないうちに、UFCのダナ・ホワイト最高経営責任者(CEO)兼社長はその内容を「悪質で虚偽」と形容。「ばかげた話だ」と一蹴した。
しかし、ホワイトハウスは同じ対応を取らなかった。
トランプ米大統領は14日、UFC格闘家のジョシュ・ホキット氏がホワイトハウスでの試合後のスピーチで元ファーストレディーについて虚偽かつ侮辱的な発言をした際、短く笑みを浮かべている様子が見られた。ホキット氏は、試合を主催したトランプ氏を称賛した後、こう付け加えた。「最後に、ミシェル・オバマは男だ。そうだろう、アメリカ?」
観衆の間には歓声とブーイングが入り混じって広がった。オバマ氏に関するこうした虚偽の主張は、以前からオンライン上で拡散されていた。
UFCのホワイト氏は15日、タイム誌へのテキストメッセージで次のように述べた。「オバマ夫妻が公人であることは理解しているが、人の家族について意地の悪い虚偽発言を行うのには全面的に反対する。言論の自由に対する私の立場は誰もが知るところだが、こういったたぐいのばかげた話は大嫌いだ」
UFCの広報担当者はCNNに対し、ホワイト氏のコメントを参照するよう促した。ホキット氏が当該の発言について処分を受けたかという質問には回答しなかった。
CNNのジェイク・タッパー氏はホワイトハウスに対し、ホキット氏の発言に関して質問したが、ホワイトハウス広報部長スティーブン・チャン氏は発言への直接的な言及を控えた。
タッパー氏はメラニア・トランプ大統領夫人への侮辱には抗議する一方で、オバマ氏への侮辱的な発言を批判することを拒む姿勢を政府当局者がどのように正当化しているのかと追及。しかしホワイトハウス側はこれに対する回答を拒否した。
ホキット氏の発言には、一部のトランプ支持者でさえ失望感を示している。支持者らはこれまで、米国建国250周年の祝賀行事の一環として宣伝されていたUFCの試合やその他のホワイトハウス主導のイベントを擁護してきた。
トランプ氏自身もまた、過去にオバマ氏を嘲笑してきた。今年初め同氏は、バラク・オバマ元大統領とミシェル夫人をジャングルの中の類人猿として描いた人種差別的な動画を投稿した後に削除した件について謝罪を拒否。その侮辱的な内容を含む最後の場面は見ていなかったと主張し、ミスはスタッフのせいだとしていた。
CNNはコメントを求めてミシェル・オバマ氏の事務所に連絡を取っている。

2 時間前
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